昆虫食品研究開発クロステックコンソーシアム「ネオアクシス」の総会が東京農業大学・バイオロボティクス研究室及びオンラインで開催されました.
高崎経済大学飯島教授を中心に,タスクフォースごとの1年間の活動報告や次年度の事業計画・予算について審議され,その後交流会がありました.

Neo Axis(昆虫食品研究開発クロステックコンソーシアム)として,Good Life Fair2022(東京ビッグサイト,9/23-25)に参加してきました.
Good Life Fair2022:https://goodlife-fair.jp/
体験ベース展示で
「え、これが昆虫食? 「昆虫食」と最近よく聞きますが、実際にどのようなものかご存じでしょうか。皆さんのイメージを変えるお菓子やグラノーラといった新しい昆虫食のありかたを、試食や展示を通じて無料で体験しながら未来の食を考えましょう。」
という,食べ比べて感想を聞く市場調査の一環で行いました.
台風で大変だった点もありますが,用意した昆虫食があっという間に無くなり,ご関心を頂けていることや,知らないから是非試したいという方が多く,非常に刺激になりました.



農業食料工学会年次大会2022(オンライン)のオーガナイズドセッション「未利用資源による新しい農業生産・食品開発~食品ロス・昆虫その他の活用~」を企画し,大学院生が参加・発表を行いました.
発表一覧:


小学生を対象とした,東京農業大学サマースクールに企画を応募し,コロナ禍で人数が制限されるものの,開催することが決まりました!
教室は次の3つで,昆虫プログラミング,AI入門,昆虫食としました.
「農」の蔵 告知・募集サイト
https://nodaisup.buyshop.jp/
昆虫で学ぶScratchプログラミング入門
https://nodaisup.buyshop.jp/items/64681186
Scratchで学ぶAI入門
https://nodaisup.buyshop.jp/items/64681193
昆虫食を知って食べてみよう!
https://nodaisup.buyshop.jp/items/64681285

2022年6月30日&7月7日に渡った生産環境工学科1年生授業の基礎演習が終わりました.
Society5.0におけるスマート農業・アグリテック&フードテックを中心とした教育・研究の紹介と,特にアグリテック&フードテックとして,代替タンパクをキーワードとした「食品ロスを活用した昆虫生産」「昆虫食を体験して日本で普及するためにはどうしたら良いのか?」の内容を実施しました.
そのアンケート結果の一部が次になります.
先ず,SDGs 17項目について,1年生がどのようなことに興味・関心があるかを複数回答で回答してもらい,次に意識して昆虫食を食べたことがあるのかの経験,基礎演習で準備した昆虫食(陸えびサラミーノや煎餅,コオロギ姿揚げ)を食べれる人は食べてもらい,食べた人にはその感想を聞きました.
今年度は9割の学生がチャレンジし,食べた9割弱が美味しいと評価してくれました.
その後,日本で昆虫食を普及させることはできるか,普及させるためには何を重視しなければならないのか,について,意見を出してもらいました.
予想以上に昆虫食にチャレンジしてくれ,日本で普及すると思ってくれる学生がいたことに驚きました.
今年度,一番印象に残った学生との意見交換は,肉や魚の殺処分から加工までの工程を知らないことも大きいのだろうということでした.「肉や魚はスーパーに並んでいる姿しか知らないのかも知れないが,殺処分も含めてどのような過程・工程を経るのか知っているのか・魚も捌く必要があり,内臓を取ったりと非常にグロテスクに感じることがあり,それと比較した昆虫の嫌悪感は本当に大きいのか」という問いかけに対して,考えていなかったということと,それらも知るべきとの意見があったこともあり,改めて「命をいただく食育」は昆虫食以前に皆知るべき重要なことなのだろうと思いました.


総参加申し込み:191名となり,無事に開催&終了しました.「昆虫」をキーワードに様々な企業やベンチャーの取り組み,大学発ベンチャー,大学研究者の方にご登壇頂き,新たな視点でビジネス・研究開発を推進する可能性を感じることができました!
