CPS環境制御装置の一環で水耕栽培部分を4年生の岸君が設計・開発し直し,これを使って11月から実験を開始することになりました.


先日TET澤田社長が訪問され,アゼルバイジャンでの農業や養蜂についてご相談しました.
その様子を国営放送AZERTAGに掲載して頂きました.
https://azertag.az/xeber/Yapon_sirketi_Azerbaycanda_aqrar_sahede_yeni_texnologiyalarin_tetbiqi_ile_bagli_muzakireler_aparib-2350604
(和訳)
日本企業は、アゼルバイジャンの農業部門における新技術の適用について話し合った。
日本とアゼルバイジャンとの間の農業分野における協力の問題が東京で議論された。
最初に、澤田太郎氏は、アゼルバイジャン大統領 Ilham Aliyev が経済のあらゆる分野、特に非石油部門の発展に示した注意と配慮について伝えました。 彼は、まさにこの結果として、アゼルバイジャンの農業部門のレベルは常に上昇していると述べました。 議論の中で、澤田太郎氏は、アゼルバイジャンの農業の発展に直接貢献できる新しいシステムを作成する方向で、日本側との協力を確立し発展させることを提案しました。
また、両国の大学間の協力、最新技術を取り入れた先進農業の提案、アゼルバイジャンの蜂蜜製品の日本市場向けブランディングなどについて意見交換が行われました。 同時に、アゼルバイジャンについての情報発信、環境支援を通じて農業に貢献できる大きな可能性を秘めたビジネスモデルの確立に関する提案がなされました。
佐々木豊教授は、アゼルバイジャンの農業の発展に注目が集まっていることに満足を表明し、アゼルバイジャンとの協力は将来的に双方にとって有益であると信じています。と述べました。
静岡県SDGsビジネスアワード2022に,バイオロボティクス研究室も参加する”ふじのくにi-sec”が採択され,発表されました.
SDGs Business Award 2022(静岡県)
https://www.shizuoka-sdgs-business-award.com/winner-2022
「静岡県異業種アライアンスによる未利用資源を活用した持続可能な昆虫食品産業の創出」
会場の様子(静岡県 くらし・環境部 プレスリリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000083614.html

法政大学国際高校 エコアクションプロジェクトチームの皆さんとの,”スマート植物工場&昆虫食”プロジェクトは7回目を迎え,9月29日にオンラインで会議を行いました.
スマート植物工場の開発と実験について:
植物工場のリモート実験については,大学4年生の岸君から新しい装置開発の説明があり,新装置でECを設定&実験することになりました.
最終的には従来の水耕栽培装置に,MITの環境制御装置(Personal Food Computer)を参考とした閉鎖型の開発を予定しています.
Open Agriculture Initiative:
https://www.media.mit.edu/groups/open-agriculture-openag/overview/
Personal Food Computer:
https://www.youtube.com/watch?v=KDM4kuP3Hzo

昆虫食の開発について:
昆虫食品企画については,これまで3つの方向性で提案されており,1.チョコビスケット,2.唐揚げ粉,3.カレーマンについて,コストや納期,OEMでできることをなどをフィードバックして,叶えたい優先順位を検討してもらうことになりました.
いずれにしても,提案された3つの昆虫食品を開発する予定です.

Neo Axis(昆虫食品研究開発クロステックコンソーシアム)として,Good Life Fair2022(東京ビッグサイト,9/23-25)に参加してきました.
Good Life Fair2022:https://goodlife-fair.jp/
体験ベース展示で
「え、これが昆虫食? 「昆虫食」と最近よく聞きますが、実際にどのようなものかご存じでしょうか。皆さんのイメージを変えるお菓子やグラノーラといった新しい昆虫食のありかたを、試食や展示を通じて無料で体験しながら未来の食を考えましょう。」
という,食べ比べて感想を聞く市場調査の一環で行いました.
台風で大変だった点もありますが,用意した昆虫食があっという間に無くなり,ご関心を頂けていることや,知らないから是非試したいという方が多く,非常に刺激になりました.



農業食料工学会年次大会2022(オンライン)のオーガナイズドセッション「未利用資源による新しい農業生産・食品開発~食品ロス・昆虫その他の活用~」を企画し,大学院生が参加・発表を行いました.
発表一覧:


小学生を対象とした,東京農業大学サマースクールに企画を応募し,コロナ禍で人数が制限されるものの,開催することが決まりました!
教室は次の3つで,昆虫プログラミング,AI入門,昆虫食としました.
「農」の蔵 告知・募集サイト
https://nodaisup.buyshop.jp/
昆虫で学ぶScratchプログラミング入門
https://nodaisup.buyshop.jp/items/64681186
Scratchで学ぶAI入門
https://nodaisup.buyshop.jp/items/64681193
昆虫食を知って食べてみよう!
https://nodaisup.buyshop.jp/items/64681285

2022年6月30日&7月7日に渡った生産環境工学科1年生授業の基礎演習が終わりました.
Society5.0におけるスマート農業・アグリテック&フードテックを中心とした教育・研究の紹介と,特にアグリテック&フードテックとして,代替タンパクをキーワードとした「食品ロスを活用した昆虫生産」「昆虫食を体験して日本で普及するためにはどうしたら良いのか?」の内容を実施しました.
そのアンケート結果の一部が次になります.
先ず,SDGs 17項目について,1年生がどのようなことに興味・関心があるかを複数回答で回答してもらい,次に意識して昆虫食を食べたことがあるのかの経験,基礎演習で準備した昆虫食(陸えびサラミーノや煎餅,コオロギ姿揚げ)を食べれる人は食べてもらい,食べた人にはその感想を聞きました.
今年度は9割の学生がチャレンジし,食べた9割弱が美味しいと評価してくれました.
その後,日本で昆虫食を普及させることはできるか,普及させるためには何を重視しなければならないのか,について,意見を出してもらいました.
予想以上に昆虫食にチャレンジしてくれ,日本で普及すると思ってくれる学生がいたことに驚きました.
今年度,一番印象に残った学生との意見交換は,肉や魚の殺処分から加工までの工程を知らないことも大きいのだろうということでした.「肉や魚はスーパーに並んでいる姿しか知らないのかも知れないが,殺処分も含めてどのような過程・工程を経るのか知っているのか・魚も捌く必要があり,内臓を取ったりと非常にグロテスクに感じることがあり,それと比較した昆虫の嫌悪感は本当に大きいのか」という問いかけに対して,考えていなかったということと,それらも知るべきとの意見があったこともあり,改めて「命をいただく食育」は昆虫食以前に皆知るべき重要なことなのだろうと思いました.

