研究室には,タイからMOS君,アゼルバイジャンからオルジュ君,バングラディシュからサイモン君が大学院生として所属しており,今回はオルジュ君とサイモン君にそれぞれの国の文化や食文化,農業や産業について教えてもらう機会をゼミで設けました.
日々に追われているのでなかなか余裕が無いのですが,研究以外でも色々なことをお互いに学べると良いなと思います.今年度の目標は異文化お茶会などの開催です.
所属する農業情報学会において,新しい研究部会として「代替タンパク・アグリテック」の申請を行い,年次大会2023において正式に設立が認められました.
日本における代替タンパク質や関連するアグリテック(クロステック)に関する学術研究と交流の推進を目指して,最終的に社会実装されるように微力ながら活動していきたいと考えています.
2023年度は,8月にネオアクシスのオンラインセミナーと,9月に行われる農業環境工学関連学会2023年合同大会でオーガナイズドセッション「フード&アグリテック~食品ロス・昆虫など未利用資源利用とクロステック~」を企画する予定です.
農業情報学会2023年度年次大会において,MOS君,オルジュ君が若手ポスター発表に参加しました.
残念ながら若手研究者イノベーション賞は受賞できませんでしたが,参加・挑戦が重要だと考えますので,指導教員としては誇らしいです.
お疲れ様でした.
千葉県立流山高等学校様を訪問し,「スマート農業&アグリ・フードテックと“Eco&Bee CPS”」と題した出張講義を行った後,SDGsの一環で”廃材を活用したSDGsピザパーティー”を行いました.
造園の教育活動の一環で廃材を使ってピザを焼くことと,環境負荷の小さい代替タンパクであるコオロギ粉末と環境の多様性を推定できるハチミツを使ってピザを一から作って焼いて食べました.
コオロギ粉末を使用したピザは新しい試みであり,今後試作を重ねる必要があると思いました.
Eco&Bee CPSについてご一緒させて頂いているはちみつ工房様のはちみつを使い,デザートピザとして楽しみ,こちらは大好評でした.
流山高等学校様では,自分たちで作った農作物などの活用も含めて,様々なバリエーションでピザづくりを企画されており,非常に面白い活動だと感じました.
1年生の授業の基礎演習で,アグリテック・フードテック教育の一環で,昆虫食品の紹介や試食体験をしてもらいました.
2023年にSNSなどで昆虫食や代替タンパク質に対するバッシングが起こりましたが,研究ビジョンやファクトチェックの重要性について触れ,希望者に昆虫食の体験を行ってもらいました.
多くの事柄でも言えると考えますが,新しい試みに対しては,1~2割:強い肯定派,1~2割:強い否定派,その他については時代や流れで選択するどちらでも良い派というような傾向はあると思いました.
2022年のアンケート結果と比べると,本学科に入学している学生については,意識して昆虫食を食べたことがある学生は少し増え,また,普及などについての意見については,分からないという割合が増えたと感じました.
肯定・否定それぞれあると思いますが,バッシングも含めて少しずつですが,確実に時代は変わってきているとも感じました.
以下が,2023年度のアンケート結果の一部です.
1年生の授業・基礎演習第一回目を終日実施しました.
今年も,フード&アグリテックとして,昆虫食,代替タンパク質の研究や活動を紹介し,昆虫食の体験を希望者に行ってもらいました.
今年のSNSを中心とする昆虫食や代替タンパク質に対するバッシングにも触れ,ファクトチェックが重要であること,我々が取り組む研究の本質,社会課題を解決する一つの選択肢であること,我々自身の問題でもあるため社会課題を解決するために一緒に考えてもらいたいことなどを伝えました.
試食で用意したオールコセイ様のコオロギ姿揚げは昨年よりも美味しくなったと研究室では話題になりました.
また,ChatGPTで昆虫食の安全性について質問を行ったデモなども行い,同様にファクトチェックの重要性についても触れました.
体験に伴うアンケート結果は次回になります.
千葉県立多古高等学校で,高校1・2年生約140名の皆さんを対象に,SDGsにかかわる産官学連携の前提として,「SDGsチャレンジ!スマート農業とアグリ&フードテック~昆虫食・代替タンパク質の未来~」を出張講義させて頂きました.
講義の後,サイコー様より今後の活動の説明,昆虫食試食体験などを行い,昆虫食体験については盛況でした.
千葉県流山市の物流センター,ALFALINK流山のSPRING FESTA2023に参加して,バイオロボティクス研究室の教育・研究の紹介,特に,昆虫代替タンパク質の社会理解・普及,そしてEco&BeeCPSの広報活動を行いました.
https://www.lnews.jp/2023/03/p0322308.html
将来的に千葉県流山市のブランド食品開発などを目指していく予定です.
2023年度バイオロボティクス研究室で強化していく地域・高大連携の一環で,千葉県及び千葉県流山市を中心に行う次世代スマート農業と食・環境教育について,プレスリリースしました!
PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000078570.html
特に,以下を行っていく予定です.
千葉県多古町様との連携準備の一環で,3月28日に,多古町役場,多古高等学校,千葉県教育委員会,和郷,サイコーの皆様が東京農業大学を訪問されました.
大学施設を案内した後,これまでバイオロボティクス研究室で行ってきた昆虫代替タンパクを中心とする教育・研究の紹介と,期待する今後の展開についてご相談しました.
今後の地域・高大連携につながればと願っています.
昆虫食品研究開発クロステックコンソーシアム「NeoAxis」の活動の一環として,東京農業大学大学院生の秋山君とともに,「食用コオロギ生産手法・事例」を作成,本日公開しました.
日本における健全な昆虫代替タンパク質市場形成を目標としてのものであり,転載や“日本における健全な昆虫代替タンパク質市場形成”という目的に反する使用については禁止とさせて頂きます.
ご理解とご協力をお願いします.
はちみつ工房様のご支援で,東京農業大学の屋上に養蜂器の設置を行い,実験を開始しました!
蜜源があるのかが大きな課題ですが,蜂蜜を取得してDNA解析を行い,周辺の植生推定ができるかを調査していく予定です.