M5Stackアグリロボットコンテスト
3年生の授業である専攻演習(一)で,M5Stackアグリロボットコンテストを実施しました.
レゴマインドストームが終了するということで新しい試みとして,M5Stackを使用してもらい,M5Stackアグリロボットシステムのコンテストを実施しました.
難易度が高まっている中で,色々な発表があり,刺激になりました!
3年生の授業である専攻演習(一)で,M5Stackアグリロボットコンテストを実施しました.
レゴマインドストームが終了するということで新しい試みとして,M5Stackを使用してもらい,M5Stackアグリロボットシステムのコンテストを実施しました.
難易度が高まっている中で,色々な発表があり,刺激になりました!
苫小牧工業高等専門学校の皆さんが40名バイオロボティクス研究室を訪問されました.
東京農業大学の学内をご案内した後,研究室で研究やスマート農業の説明を行い,昆虫食品やAgri-CPSプラントの見学,昆虫食の体験などを行ってもらいました.
お土産に,農大で採れた蜂蜜を使ったキャンディをプレゼントしました.
農業ロボットの研究開発も含め,今後ともご一緒したいと強く思いました!
「昆虫食の安全・安心−古くて新しい未来食−」講演(12月1日予定)
次のシンポジュウムで講演予定です.
令和5年度 東京農業大学総合研究所
食の安全と安心部会第6回シンポジウム〜新開発食品の安全性をどのように考えるか〜
開催日時:2023年12月1日(金)13時から
開催方式:YouTubeによるオンライン開催、登録が必要
参加申込みは、以下のサイトから登録
https://forms.gle/qDP5sxphBBRVMZr98
概要:食品そのものの安全性については、長期にわたり安全に食してきたという経験や、多少難のある食品については加工や調理などを適切に行うことにより食品として利用してきたという、いわゆる“食経験”をもとに判断されてきた。一方、技術の進歩により全く新しい手法を用いた食品や、自然界から分離した新たな機能を持った有用菌を食品として活用するようになっている。
近年のトピックスとしては、細胞培養により食肉を生産する研究が進み、シンガポールや米国ではこのような新開発食品についてすでに食品としての許可が出されている。本年度のシンポジウムでは、このような従来の食経験といった考え方では判断できない、新開発食品の安全性をどのようにとらえていくべきかについて考えてみる。
【プログラム】
13:00〜13:05
開会挨拶:東京農業大学総合研究所所長
13:05〜13:15
プログラム概要説明:食の安全と安心部会長/FSRCセンター長
13:15〜13:45
培養肉の開発状況の現状と安全性評価(仮)
細胞農業研究機構代表理事 吉富愛望アビガイル
13:45〜14:15
プロバイオティクスの海外の規制状況の概要と菌の安全性の確保(仮)
株式会社ヤクルト本社 中央研究所安全性研究所 栗田 晃伸
14:15〜14:30
休憩
14:30〜15:00
新開発食品の安全性で重要なアレルゲンに関する検討(仮)
国立医薬品食品衛生研究所生化学部第三室長 爲廣 紀正
15:00〜15:30
昆虫食の安全・安心−古くて新しい未来食−
東京農業大学生産環境工学科教授 佐々木 豊
15:30〜16:15
パネルディスカッション 45分
16:15〜16:20
閉会の挨拶
東京農業大学食品安全研究センター(FSRC)共催
https://www.nodai.ac.jp/fsrc/news/5-6-1/
参加には事前の参加登録が必要
東京農業大学で収穫祭が始まりました!
バイオロボティクス研究室は413教室で研究室展示を行っています.
スマート農業,フード&アグリテックなどをキーワードに,
などを展示しています.
はちみつキャンディをプレゼントしていました(400個以上の準備があったのですが,初日に無くなってしまいました).
また,農大サポート内でうつせみテクノが次を販売しました.初日で完売しました!
生成系AIについて,教育や研究,生活で活用する必要性が高まっているので,バイオロボティクス研究室の谷川客員准教授に講師になって頂き,生産環境工学科のFD兼学生の勉強会を行いました!
特徴やメリットデメリットも含めて,非常に分かりやすい内容でした.
また,「学生はAIをどう活用できるか?」「課題や授業運営はどのように変わるべきか?」など,ディスカッションを行って頂きました.
昆虫食品クロステックコンソーシアム「ネオアクシス」の総会が東京農業大学で行われました.
事業報告と,次年度の事業計画を中心に総会を行い,交流会を行いました.
千葉県立農業大学校様を訪問させて頂き,今後の教育・研究の展開のため,様々な見学や説明を受けさせて頂きました.
千葉県の農業振興や人材育成のために農業大学校はあり,農家の方のニーズを反映させた指導や研究,農家を目指す学生さんの希望に合わせた研究の設定などをされており,千葉県農業とともに,その位置づけと重要性が良く分かりました!
特に印象的だったのが,千葉県に存在する外来種(ジャンボタニシ,アライグマなど)の被害,サンショウウオを環境シンボルとしたブランド米や農業生産,園芸栽培などのスマート農業化,アニマルウェルフェアなどでした.
リアルでしか分からない農業や農家の課題を我々も理解して,具体的な研究テーマの設定に活かしたいことと,可能であれば連携を今後していきたいと強く思いました.
アグリビジネス創出フェア(11月20-22日,東京ビッグサイト,https://agribiz.maff.go.jp/)の参加に伴い,出展情報を掲載しました!
(学)東京農業大学バイオロボティクス研究室
農林水産省RS事業「持続可能な農林水産業推進とフードテック等の振興に対応した未来の食品安全プロジェクトのうち、食用昆虫中の有害物質のデータベース化、管理手法の確立」が本日正式にキックオフし,オンラインで第1回運営委員会および研究推進会議がありました.
目的は,「代表的な食用昆虫であるコオロギを対象として、リスク管理の側面から特に重要と考えられるハザードの存在量や動態を明らかにするとともに、リスク低減のための技術を開発する。」です.
会議では,異なる分野の専門家の,様々な視点からアプローチがあり,きちんと研究プロジェクトとして成り立てば昆虫食品の安全性やアレルギーについて価値ある成果につながると思いました.反面,基本的に非常に時間とコストがかかることが十分認識されておらず,かつ研究以外の書類作成が多く求められるのでこの点については先ず改善して頂きたいとも思いました.
小課題2(1)を担当していく予定で,以下を行いながら,昆虫食品への正しい認識と普及のために,微力ながら頑張りたいです.
図.東京農業大学で開発中のコオロギ用スマート小型飼育装置ver.1
INSECTA 2023 conference(https://insecta-conference.com/,ドイツ・マルデブルク,9月13-14日)
この会議は,Pflanzenöltechnologie Magdeburg e.V. (PPM) とLeibniz-Institut für Agrartechnik und Bioökonomie e.V. (ATB)が主催するもので,2015年にマクデブルクで初の全国的なINSECTAを開始し,2016年以来,PPMとATBによって共同開催されています.主に学界と産業界の国内外の専門家が参加し,その目的は「継続してINSECTAが参加者にとって主要な昆虫科学技術カンファレンスであり続け,学際的なコラボレーションを確保すること」です.ドイツを中心に,ヨーロッパ各国,アフリカ,中国などから参加がありました.
新しいトピックとしては,基本的なこれまでの研究に加え,アレルゲンと食品の安全性,健康上の利点,人工知能の活用,さらなる利活用(フラス・浄化・バイオエタノール)などがあり,実際に発表のあった主要な対象昆虫としては,farmed insects, black soldier fly, mealworm, cricket, silkworm, Jamaican field crickets,注目キーワードとしてはfood and feed chains, microbiome, insect-composted organic fertilizer, frass, bioaccumulation, bioethanol, welfareなどでした.
この会議で,大学院生の秋山君とMOS君が次のポスター発表を行いました.
9月28日に正式にキックオフする,農林水産省RS事業「持続可能な農林水産業推進とフードテック等の振興に対応した未来の食品安全プロジェクトのうち、食用昆虫中の有害物質のデータベース化、管理手法の確立」の一環として,INSECTA 2023 conferenceに参加,情報収集を上記のように行いました.
ヨーロッパではアレルギー問題を除き,昆虫は基本的に安全な食品という理解です(昆虫種と飼育方法,環境により異なる).理由は,EFSA(EUROPEAN FOOD SAFETY AUTHORITY)で,2015年より科学的な検討も行いながらその安全性が保障され,「新規食品」として現在EUでは4種類の昆虫が正式に認められている事実があるからです.
EFSA(EUROPEAN FOOD SAFETY AUTHORITY).2022
Novel foods: allergenicity assessment of insect proteins
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/e200910
EFSA(EUROPEAN FOOD SAFETY AUTHORITY).2022
Insects in food and their relevance regarding allergenicity assessment
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/e200909
上記の中で,「欧州グリーンディールにおける「ファーム・トゥ・フォーク」戦略は、持続可能な食料システムへの移行を加速し、食料システムを公平で健康的で環境に優しいものにすることを目的としています。昆虫は農業の循環に貢献しており、伝統的なタンパク質源を補完する理想的な候補です。」と明言されています.
昆虫食品の安全性の担保のみではなく,EUの新しい食品産業政策「Farm To Fork戦略」で昆虫生産を挙げていることが大きいと考えます.日本の場合,農林水産省の「みどりの食料システム戦略」がこれに該当し,その中で「新たなタンパク資源(昆虫等)の利活用拡大」と位置付けられています.
EUの新しい食品産業政策「Farm To Fork戦略」を読み解く | 地域・分析レポート – 海外ビジネス情報 – ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2020/a718804066114a95.html
ミールワーム:「新規食品」としてテネブリオ・モリトール(粉虫)の乾燥幼虫の市販を認可
EU委員会の施行規則2021/822
Amtsblatt der Europäischen Union(2021):DURCHFÜHRUNGSVERORDNUNG (EU) 2021/882 DER KOMMISSION, vom 1. Juni 2021
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/DE/TXT/HTML/?uri=CELEX:32021R0882&from=EN
Locusta migratoria(トノサマバッタ):冷凍、乾燥、粉末のロークタミグラトリアを新規食品として市場に投入することを承認
EU委員会施行規則2021/1975
DURCHFÜHRUNGSVERORDNUNG (EU) 2021/1975 DER KOMMISSION
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/DE/TXT/HTML/?uri=CELEX:32021R1975&qid=1673877231022&from=EN
Acheta domesticus(ヨーロッパイエコオロギ):冷凍、乾燥、粉末のアチェタドメスティックスの新規食品としての市場投入を承認
EU委員会施行規則2022/188
DURCHFÜHRUNGSVERORDNUNG (EU) 2022/188 DER KOMMISSION, vom 10. Februar 2022
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/DE/TXT/HTML/?uri=CELEX:32022R0188&from=EN
(関連)
部分的に脱脂されたアチェタドメスティックス(ハウスクリケット)粉末の新規食品としての市場投入を承認し、施行規則(EU)2017/2470を改正
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/DE/TXT/HTML/?uri=CELEX:32023R0005&from=DE
Alphitobius diaperinus(ガイマイゴミムシダマシ):幼虫を冷凍、ペースト状、乾燥および粉末状の新規食品として市場に出すことを承認
EU委員会施行規則2023/58
DURCHFÜHRUNGSVERORDNUNG (EU) 2023/58 DER KOMMISSION
, vom 5. Januar 2023
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/DE/TXT/HTML/?uri=CELEX:32023R0058&qid=1673877279407&from=EN
ヨーロッパでは,温暖化などの環境問題,タンパク質を中心とした食糧問題,フードロス,肥料やバイオエネルギーなど多岐の社会問題を同時に解決するキーワードとして「昆虫」が着目され,特に2013年以降,研究・開発が行われてきました.現在の議論に,昆虫生産の目的を,①食用,②畜産や養殖のための飼料用,③その他生物資源(浄化作用,肥料,バイオエタノールなど)として活用するのかで方向性が大きく異なっているようでした.
特に環境問題への認識から,日本より社会問題解決のための研究・開発や新規産業として昆虫市場は認識されていると思いますが,日本と違って昆虫食文化はヨーロッパになかったこともあり,食用昆虫については日本と同様の忌避などの議論があり,日本と同様に食品として普及させるために,我々に近い課題と戦略を持っていることも分かりました(オランダ・ワーゲニンゲン大学).
RS事業へのレポートの一部より抜粋(東京農業大学 佐々木 豊)
(C) Copyright 2023 Laboratory of Bio-robotics, All Rights Reserved.
農業環境工学関連学会2023(https://sites.google.com/view/agri2023)がつくば市で開催されました.本学会は,日本農業気象学会,農業食料工学会,生態工学会,農業情報学会,農業施設学会の合同大会です.
農業情報学会において「代替タンパク質・アグリテック」研究部会を2023年から設立し,その活動の一環として,オーガナイズドセッション「フード&アグリテック~食品ロス・昆虫など未利用資源利用とクロステック~」を企画・開催しました.
セッション概要:
今後の農業生産では,食品ロス・昆虫・微生物などの未利用資源や機能等を積極的に活用した持続的な循環型システムの構築が重要である.本OSではこれらに関する先端技術を活用したフードテックやアグリテックについて学術交流を目指す.
発表プログラム:
2023年9月28日にキックオフされる農林水産省RS事業「持続可能な農林水産業推進とフードテック等の振興に対応した未来の食品安全プロジェクトのうち、食用昆虫中の有害物質のデータベース化、管理手法の確立」の代表である農研機構・稲津先生にご講演して頂き,東京農業大学の大学院生や学部生を中心に発表をさせて頂きました.
農業工学系の学会では,積極的な昆虫の利活用などはメジャーではないため参加者は限られましたが,こうした研究活動を知って頂く機会と,学生の経験になればと思いました.
参加した大学院生・学部生は非常に落ち着いて良い発表をしてくれました.
お疲れさまでした!
2023年9月1日に「昆虫イノベーションセミナー2023 〜日本昆虫ビジネス・研究最前線!〜」が開催されました.
今回のご講演は次でした.
ご存知のように,本年SNSなどで昆虫食や代替タンパク質などへのバッシングなどがありました.
我々は,現在の食・環境・エネルギーなどの社会課題,または未来の社会や産業の在り方を,我々自身の課題として解決できないか模索したいと考えております.
ご登壇されたファインシンター様,FUTURENAUT様,うつせみテクノ様,⻑浜バイオ⼤学・永井先生,東京農⼯⼤学・鈴⽊先生にはお忙しい中ご講演を引き受けて下さり,感謝申し上げます.
ご講演は大変貴重であり,個人的にも非常に勉強になりました.
特に永井先生のご研究のポイントして,ヨーロッパイエコオロギについて
すなわち,「コオロギには有用な生理活性(糖尿病に伴う腎機能障害の抑制)があり,食品として摂取することによりこの効果を期待できる.慢性疾患の抑制/予防は安全かつ持続的に摂取できる食品によるものが望ましく,この観点からもコオロギ食は有望な食品である.」(永井教授のご発表のまとめ)
永井先生・鈴木先生のご研究やご活動が正しく日本で理解されれば,大きく変わるのだろうと思いました.
有難うございました!
来年度以降の準備のため,埼玉県春日部市にある「未来型総合農業&ロボティクス研究所」(JPP様,春日部みどりのパーク内)を訪問してご相談し,バイオロボティクス研究室との連携が決まりました!
「春日部みどりのパーク」は廃校になった旧富多小学校を活用し,次世代農業やロボティクスの研究を行っています.現在,民間企業4社が入居,教室・校庭・体育館・プールなどの施設を活用し様々な研究活動をされています.
東京農業大学・バイオロボティクス研究室では次の点で協力をお願いし,快く引き受けて頂きました.
特に,2024年から新カリキュラムで始まる「生産環境工学体験実習」で,スマート農業やロボティクス,ドローン,水中ドローン,農業機械,コンテナファーム,ソーラーシェアリング,陸上養殖,光制御型農業,農業体験などが総合的に学べる場と機会の実現につながります.
また,東京農業大学内に,複数の農業機械企業や農業ロボットベンチャー企業のハブになる「アグリロボティクスベンチャーラボ(仮称)」を立上げ予定であり,その中核になって頂けると考えます.
共同研究としても,従来のスマート農業のみならず,新しい試みを展開していく予定です.
アグリビジネス創出フェア 2023に出展が決定しました!
アグリビジネス創出フェア 2023 スタートアップが未来をつくる〜産学官連携産学官連携イノベーション〜
Eco&BeeCPSの一環で,蜂蜜収穫作業を行いました.
今年度は8月に一旦農大屋上での試験飼育は終了させる予定です.
2023年度の試験飼育で分かったことは,
でした.
スズメバチのトラップにはトカゲも入っていたことをオルジュ君が教えてくれました.
2フレームから蜂蜜を収穫しましたが,2kg弱を収穫できました.
今回はDNA解析用のサンプルに使用しませんが,商品開発など何かに活用できたらと考えています.
本研究は日本とアゼルバイジャンの比較も予定していますが,オルジュ君から来年アゼルバイジャンで行われる学会に招待してもらえるかも知れないことを聞きました.
また,今週養蜂研究に関して面白い記事を読みました.
「ミツバチが沖縄のサンゴ礁保全をお手伝い?(沖縄科学技術大学院大学)」
沖縄科学技術大学院大学は,研究機関の組織設計がきちんとしていたら日本でも面白い研究に挑戦できることを体現しているので,いつも凄いと思っています!