うつせみテクノで計画していた,はちみつドロップとのど飴が完成しました!
オープンキャンパスで試験販売の予定です.

農林水産省RS事業「持続可能な農林水産業推進とフードテック等の振興に対応した未来の食品安全プロジェクトのうち、食用昆虫中の有害物質のデータベース化、管理手法の確立」について,参加することになりました.
食用昆虫については,ファクトチェックされていない情報で誤解されることも多く,建設的でない議論がSNSで巻き起こった経緯もあります.
安全性や安心につながる,新しい日本食産業創出のための研究・開発を微力ながら目指していければと思っています.
また,東京農工大学や長浜バイオ大学など,日ごろからお世話になっており,尊敬する研究者も多いチームの一人になれたことも非常に嬉しく,研究者として初心にかえり,ゼロから頑張りたいとも思いました.
昆虫食品研究開発クロステックコンソーシアム「ネオアクシス」で,2023年9月1日に「昆虫イノベーションセミナー2023 〜日本昆虫ビジネス・研究最前線!〜」を開催予定です.
大学院生/大学生/高校生などは無料で参加できます。
●イベント申込サイト:https://neoaxis002.peatix.com/
9月1日 12:55~14:30(予定):
登壇予定企業・研究者

本年度から本格的に始動している「Eco&Bee CPS」について,研究テーマの一つは,「蜂蜜からDNAを取得して,植生情報の多様性解析,そして地域・まちづくりに活かしていく」ということがあります.


その内,DNA解析の第一歩であるDNA抽出について,共同研究者の田中啓介先生(東京情報大学)の指導の下,東京農業大学の⽣物資源ゲノム解析センターの輿石さんに協力してもらい,オルジュ君のレクチャーも含めて実施してもらいました.
専門外なので詳細は理解できませんでしたが,現代はAI同様,DNAの活用も様々な研究開発の蓄積から比較的簡易にできるような環境が整っており,農学の中でも様々な活用がされていることが分かりました.
今回のミッションとして,はちみつ工房様にご尽力して頂いている農大と千葉県で採取された蜂蜜からサンプルを取得,DNAを抽出しやすいように余分なものの除去,PCRを使用したDNAの増幅を行っていきました.
DNA抽出ができないと次のステップに移れないので心配していましたが,田中先生と⽣物資源ゲノム解析センターのお力で,PCRでDNAが増幅されていることが確認できました!
次のステップは,⽣物資源ゲノム解析センターでの工程を経て,田中先生の解析,その後今後について打ち合わせしていきます.
来年度に日本とアゼルバイジャンなどの複数地域・時期の蜂蜜サンプルの取得と解析が目標となります.
研究ビジョンはあくまでビジョンでしかないので,⽣物資源ゲノム解析センターのお力だとしても,それが具体的に一歩進んだことは非常に嬉しかったです.
やはり社会的問題解決には複数専門家の学際的なチームでしか対応できない時代なのだとも痛感しました.

INSECTA 2023 conference(Sept 13-14, 2023 in Magdeburg, Germany)に参加するための準備を行っています.
その中で,発表申請についてacceptされ,ポスターでもオーラルでも発表できることが決まりました.
手続きは進行形なので,9月に無事に参加・発表はこれからですが,研究が好きで頑張る学生がいると心が癒されます.
所属する農業情報学会において,新しい研究部会として「代替タンパク・アグリテック」の申請を行い,年次大会2023において正式に設立が認められました.
日本における代替タンパク質や関連するアグリテック(クロステック)に関する学術研究と交流の推進を目指して,最終的に社会実装されるように微力ながら活動していきたいと考えています.
2023年度は,8月にネオアクシスのオンラインセミナーと,9月に行われる農業環境工学関連学会2023年合同大会でオーガナイズドセッション「フード&アグリテック~食品ロス・昆虫など未利用資源利用とクロステック~」を企画する予定です.
農業情報学会2023年度年次大会において,MOS君,オルジュ君が若手ポスター発表に参加しました.
残念ながら若手研究者イノベーション賞は受賞できませんでしたが,参加・挑戦が重要だと考えますので,指導教員としては誇らしいです.
お疲れ様でした.