東京農業大学で卒業式&学位授与式が開催されました.



コロナ禍とともに歩んだことやうつせみテクノの立上げ,学内外で様々な取り組みに挑戦した4年間だったこともあり,今回は特に思い出深い卒業式になりました.
いつも反省と後悔が大きい卒業式ですが,バイオロボティクス研究室を選んでもらい,一緒に活動してくれたことにとても感謝しています.
卒業生・修了生の皆さんの今後のご活躍を祈っています.
ご卒業おめでとうございました!


バイオロボティクス研究室は,2024年度より,スマートアグリ分野バイオロボティクス研究室に改組されます.
また,2024年度から新カリキュラムが開始され,スマート農業に係る,スマート農業入門/スマート農業(一)・(二) /ものづくり設計製図/計測制御工学/エネルギー工学/電気・電子工学などを予定しており,それに先駆けて,1年前期に「生産環境工学体験実習」を行います.
この科目は,農業や関連技術を知らない学生に見学&体験をしてもらい,理解の深化と学習意欲の向上を目的としており,木曜日終日学内外で実施する,新カリキュラムの特徴的なものとなります.
内容は,チームビルディングを行った後,4研究室で見学&体験を行っていくもので,そのバイオロボティクス研究室の見学&体験の準備を進めています.
今回は,「バイオロボティクス研究室見学&体験① スマート農業体験」として,未来型総合農業&ロボティクス研究所(春日部みどりのPARK)様にご協力して頂き,準備を行っていきました.


見学は大きく分けて次になります.
屋内見学&体験(予定)



屋外見学&体験(予定)





新入生にとって良い体験となり,そのキャリアデザインや,将来的に日本農業の発展につながればと願っています.
昆虫食品クロステックコンソーシアム「ネオアクシス」の一員として,FOODEXJAPAN2024に出展参加しました.
FOODEXはヨーロッパ,アメリカ,アジアなどの食品展示と輸出入の商談,国内企業の輸出入と商談をメインとした大きな展示会で,来年50周年になるようです.






ネオアクシスでは,今回昆虫食体験として,コオロギパウダーの食べ比べ(ノーマル,梅かつお,レモン,山椒,ガーリックなどフレーバー)を参加各企業によって行い,好評を得ました!



フードネオフォビアを解決しつつ,その「美味しさ」を知って頂き機会になれば幸いです.
また,オルジュ君らもアゼルバイジャンの展示を行っていました.様々な企業と商談をしているそうで,より日本で知られ,日本-アゼルバイジャン農業がつながると良いと思いました.


修士論文発表会が2月2日に行われ,本研究室から,秋山君,出野君,西野君,MOS君が発表を行いました.
学内外で発表したり論文を投稿したり,イベントを行ったり,非常に密度の濃い2年でした.
お疲れさまでした!
発表タイトル:




アゼルバイジャン農業調査
アゼルバイジャン出身の大学院生Oruj Orujovさんと,アゼルバイジャン国際養蜂学会への参加を兼ねてアゼルバイジャン共和国の農業調査を行いました.

先ず,首都バクーから車で6時間程度北に位置するザカタラ市で,ヘーゼルナッツ企業を見学しました.ヘーゼルナッツはトルコ北部起源で,そこからヨーロッパに広がり非常に人気があります.選別作業は機械の他,手作業で多くを行っていました.
ザカタラのヘーゼルナッツは品質が良いのにコストが安く,ロシア,トルコ,ヨーロッパなどに輸出しているということと,殻をセントラルヒーティングに活用しており,廃棄するところが無いということでした.





次に,ローズオイルなどを作っている企業訪問をしました.薔薇,ラベンダーなどからオイルを抽出して.香水の会社などに輸出しているとのことでした.現在は手作業が主で十分収穫ができず,ロボット化を望んでいました.



また,今後アゼルバイジャンと日本の農業交流,農産物の輸出入を行いたく,農林水産省にあたる部門も訪問しました.

アゼルバイジャン国際養蜂学会発表
ゲストスピーカーで招待され,アメリカ・ロシア・トルコの発表者とともにEco and Bee CPS 研究について,オルジュ君にアゼルバイジャン語で発表をしてもらいました.
また感謝状と副賞として伝統的なチェスを頂きました.







東京農業大学総合研究所 食の安全と安心部会第6回シンポジウム〜新開発食品の安全性をどのように考えるか〜
において,講演させて頂きました.
をお話しさせて頂きました.
貴重な機会を頂き有難うございました.
・講演PDF(クリック)

苫小牧工業高等専門学校の皆さんが40名バイオロボティクス研究室を訪問されました.
東京農業大学の学内をご案内した後,研究室で研究やスマート農業の説明を行い,昆虫食品やAgri-CPSプラントの見学,昆虫食の体験などを行ってもらいました.
お土産に,農大で採れた蜂蜜を使ったキャンディをプレゼントしました.
農業ロボットの研究開発も含め,今後ともご一緒したいと強く思いました!

「昆虫食の安全・安心−古くて新しい未来食−」講演(12月1日予定)
次のシンポジュウムで講演予定です.
令和5年度 東京農業大学総合研究所
食の安全と安心部会第6回シンポジウム〜新開発食品の安全性をどのように考えるか〜
開催日時:2023年12月1日(金)13時から
開催方式:YouTubeによるオンライン開催、登録が必要
参加申込みは、以下のサイトから登録
https://forms.gle/qDP5sxphBBRVMZr98
概要:食品そのものの安全性については、長期にわたり安全に食してきたという経験や、多少難のある食品については加工や調理などを適切に行うことにより食品として利用してきたという、いわゆる“食経験”をもとに判断されてきた。一方、技術の進歩により全く新しい手法を用いた食品や、自然界から分離した新たな機能を持った有用菌を食品として活用するようになっている。
近年のトピックスとしては、細胞培養により食肉を生産する研究が進み、シンガポールや米国ではこのような新開発食品についてすでに食品としての許可が出されている。本年度のシンポジウムでは、このような従来の食経験といった考え方では判断できない、新開発食品の安全性をどのようにとらえていくべきかについて考えてみる。
【プログラム】
13:00〜13:05
開会挨拶:東京農業大学総合研究所所長
13:05〜13:15
プログラム概要説明:食の安全と安心部会長/FSRCセンター長
13:15〜13:45
培養肉の開発状況の現状と安全性評価(仮)
細胞農業研究機構代表理事 吉富愛望アビガイル
13:45〜14:15
プロバイオティクスの海外の規制状況の概要と菌の安全性の確保(仮)
株式会社ヤクルト本社 中央研究所安全性研究所 栗田 晃伸
14:15〜14:30
休憩
14:30〜15:00
新開発食品の安全性で重要なアレルゲンに関する検討(仮)
国立医薬品食品衛生研究所生化学部第三室長 爲廣 紀正
15:00〜15:30
昆虫食の安全・安心−古くて新しい未来食−
東京農業大学生産環境工学科教授 佐々木 豊
15:30〜16:15
パネルディスカッション 45分
16:15〜16:20
閉会の挨拶
東京農業大学食品安全研究センター(FSRC)共催
https://www.nodai.ac.jp/fsrc/news/5-6-1/
参加には事前の参加登録が必要
東京農業大学で収穫祭が始まりました!
バイオロボティクス研究室は413教室で研究室展示を行っています.
スマート農業,フード&アグリテックなどをキーワードに,
などを展示しています.
はちみつキャンディをプレゼントしていました(400個以上の準備があったのですが,初日に無くなってしまいました).




また,農大サポート内でうつせみテクノが次を販売しました.初日で完売しました!


千葉県立農業大学校様を訪問させて頂き,今後の教育・研究の展開のため,様々な見学や説明を受けさせて頂きました.
千葉県の農業振興や人材育成のために農業大学校はあり,農家の方のニーズを反映させた指導や研究,農家を目指す学生さんの希望に合わせた研究の設定などをされており,千葉県農業とともに,その位置づけと重要性が良く分かりました!
特に印象的だったのが,千葉県に存在する外来種(ジャンボタニシ,アライグマなど)の被害,サンショウウオを環境シンボルとしたブランド米や農業生産,園芸栽培などのスマート農業化,アニマルウェルフェアなどでした.
リアルでしか分からない農業や農家の課題を我々も理解して,具体的な研究テーマの設定に活かしたいことと,可能であれば連携を今後していきたいと強く思いました.
