農水省RS事業キックオフ!
農林水産省RS事業「持続可能な農林水産業推進とフードテック等の振興に対応した未来の食品安全プロジェクトのうち、食用昆虫中の有害物質のデータベース化、管理手法の確立」が本日正式にキックオフし,オンラインで第1回運営委員会および研究推進会議がありました.
目的は,「代表的な食用昆虫であるコオロギを対象として、リスク管理の側面から特に重要と考えられるハザードの存在量や動態を明らかにするとともに、リスク低減のための技術を開発する。」です.
会議では,異なる分野の専門家の,様々な視点からアプローチがあり,きちんと研究プロジェクトとして成り立てば昆虫食品の安全性やアレルギーについて価値ある成果につながると思いました.反面,基本的に非常に時間とコストがかかることが十分認識されておらず,かつ研究以外の書類作成が多く求められるのでこの点については先ず改善して頂きたいとも思いました.
小課題2(1)を担当していく予定で,以下を行いながら,昆虫食品への正しい認識と普及のために,微力ながら頑張りたいです.
- 実際に生産している業者調査・連携調整など
- 特にアレルゲン移行に関する調査研究やスマート飼育装置の開発・高度化
図.東京農業大学で開発中のコオロギ用スマート小型飼育装置ver.1