Eco&Bee CPS-蜂蜜からDNA抽出-

本年度から本格的に始動している「Eco&Bee CPS」について,研究テーマの一つは,「蜂蜜からDNAを取得して,植生情報の多様性解析,そして地域・まちづくりに活かしていく」ということがあります.

その内,DNA解析の第一歩であるDNA抽出について,共同研究者の田中啓介先生(東京情報大学)の指導の下,東京農業大学の⽣物資源ゲノム解析センターの輿石さんに協力してもらい,オルジュ君のレクチャーも含めて実施してもらいました.

専門外なので詳細は理解できませんでしたが,現代はAI同様,DNAの活用も様々な研究開発の蓄積から比較的簡易にできるような環境が整っており,農学の中でも様々な活用がされていることが分かりました.

今回のミッションとして,はちみつ工房様にご尽力して頂いている農大と千葉県で採取された蜂蜜からサンプルを取得,DNAを抽出しやすいように余分なものの除去,PCRを使用したDNAの増幅を行っていきました.

DNA抽出ができないと次のステップに移れないので心配していましたが,田中先生と⽣物資源ゲノム解析センターのお力で,PCRでDNAが増幅されていることが確認できました!

次のステップは,⽣物資源ゲノム解析センターでの工程を経て,田中先生の解析,その後今後について打ち合わせしていきます.

来年度に日本とアゼルバイジャンなどの複数地域・時期の蜂蜜サンプルの取得と解析が目標となります.

研究ビジョンはあくまでビジョンでしかないので,⽣物資源ゲノム解析センターのお力だとしても,それが具体的に一歩進んだことは非常に嬉しかったです.

やはり社会的問題解決には複数専門家の学際的なチームでしか対応できない時代なのだとも痛感しました.

INSECTA 2023 conference参加準備

INSECTA 2023 conference(Sept 13-14, 2023 in Magdeburg, Germany)に参加するための準備を行っています.

その中で,発表申請についてacceptされ,ポスターでもオーラルでも発表できることが決まりました.

  • Thanakorn Kaewplik, Daichi Akiyama, Yutaka Sasaki: The potential of monitoring system for Gryllus Bimaculatus based on loadcells and computer vision
  • Daichi Akiyama, Thanakorn Kaewplik, Yutaka Sasaki: Self-selection feed design for crickets (Gryllus Bimaculatus) at dif-ferent growth stages using food waste

手続きは進行形なので,9月に無事に参加・発表はこれからですが,研究が好きで頑張る学生がいると心が癒されます.

西岡客員教授の研究紹介

バイオロボティクス研究室に所属する西岡客員教授の研究紹介を,ゼミの勉強会の一環として行いました.

西岡先生は研究開発を中心に複数のベンチャー企業を立上げ運営するなどを行われており,3年生の卒論テーマ設定の機会としてもご説明をして頂きました.

卒論を行う4年生も西岡先生の研究の一環で和歌山のフィールド調査を行うことになっており,研究室のスタッフの充実と,研究やフィールドの拡張が確実に行われていると思いました.

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流山高等学校高校生の来校

千葉県立流山高等学校の高校2年生が東京農業大学を訪問,見学されました.

その一環で,バイオロボティクス研究室にも訪問され,簡単に研究紹介などを行いました.

オープンキャンパスに向け,農大産のはちみつを使った飴の開発を進めていますが,その他に,流山高校の吉田先生とアイスを作る話をご相談しました.

オープンキャンパスに間に合えば非常に面白いと思いました.