スマート植物工場&昆虫アグリテック教育プロジェクト始動!
Society5.0時代の高校&大学連携教育研究への挑戦
スマート植物工場&昆虫アグリテック教育プロジェクト始動!
東京農業大学・バイオロボティクス研究室×法政大学国際高等学校
~スマート植物工場を活用した高校生の学びと,
高校生が提案する昆虫食品企画開発販売の実践~
農業分野では,スマート農業やアグリテック,フードテックというキーワードがあり,ICT・AI・IoT・ビッグデータを活用することが必須となっています.また,調査・解析,提案・作製,プレゼンテーション,評価を行うなど,研究する能力も重要となっています.
これを踏まえて、東京農業大学・バイオロボティクス研究室では,法政大学国際高等学校・落合厳希教諭と連携して,次のような高校・大学連携の新しい取り組みを行うことになりました.
■スマート植物工場による高校生の学び
東京農業大学・バイオロボティクス研究室内にスマート植物工場を構築し,法政大学国際高等学校から遠隔でモニタリング,制御,栽培実験を行えるようになりました.構築したのは東京農業大学4年生・岸丈翔さんと2年生・廣 駿さんです.カメラや各種センサーによる栽培情報のモニタリングと,LED制御などが可能となっています.
■高校生が提案する昆虫食品開発販売の実践
東京農業大学・バイオロボティクス研究室と,アグリテックベンチャー企業・うつせみテクノは,昆虫代替タンパクに着目し,SDGsを実践しています.日本において昆虫市場の発展には社会理解と教育が重要であり,法政大学国際高等学校生が昆虫食の現状を踏まえて,日本社会に受け入れられる昆虫食を企画・開発・商品化・販売をすることになりました.高校生のアイデアを具体的に形にすることをバイオロボティクス研究室とうつせみテクノ,また昆虫食品クロステックコンソーシアムNeoAxis が支援します.
■3月17日キックオフ!
本教育プロジェクトが3月17日にキックオフしました!
東京農業大学バイオロボティクス研究室からは,岸丈翔さんと廣 駿さん,佐々木教授が参加し,法政大学国際高等学校からは落合厳希教諭と9名の生徒さんが参加しました.コロナ禍もあり,Zoomオンラインミーティングで顔合わせやスマート植物工場の説明、昆虫食企画の説明が行われました.
今後,月に1・2回お互いに訪問したり昆虫食の提案プレゼンテーションなどを行ったりする予定です.